チラシを見たとお仕事の電話が入り、さっそくおうかがいすると・・・・・見るも無残な出刃に薄刃に三徳・・
3本とも一般家庭にはそぐわない職人用の良い包丁なんですが・・・・ま~見事なぐらいサビに刃こぼれに
油汚れでドロドロ!!! でも、物が物だけに砥ぎ直せば、別物に早代わりするだろう・・ところが・・・
奥さん 「おいくらになります?」
僕 チラシを見せて 「かなり!ひどい状態なんですが、今回が初めてで・・・せっかくお電話くれたので
大サービスで基本の金額のみでやらしてもらいます。」
奥さん 「えぇ~・・・高いなぁ!!一本500円にしてよ!!いつも車で回ってくる おっちゃんは、500円やで
・・・なっ・・三本で1500円でええやろ?」
僕 「お母さん・・そりゃ~なんぼなんでも無理です・・・それに、この出刃も三徳も機械で削られて・・・
シノギもデコボコやし・・薄刃も刃先だけ削られてむちゃくちゃやし・・・これを元の形に戻すのん
大変なんですよ・・!!!この料金でも泣きたいぐらいやわ・・・。」
奥さん 「そんなケチくさいこと言いないや!私もお金無いのに・・!1500円にしといてよ!!」
僕 「僕も、きちっとお仕事でしてるから・・・仕上がりを見てくれたら・・必ず安いと思ってくれると思い
ますよ!!・・」
奥さん 「せっかく仕事をやるって言うてんのに!ケチやな!こんな高い料金やったら誰もお客おれへん
やろ!? それに、にいちゃん若いのに・・ほんまに・・上手に砥ぐんかいな?」
僕 「・・・・・・・わかりました!!また・・・その車のおっちゃんに・・適当に削ってもらって下さい・・
それじゃ~今日は帰ります。」
こう言う会話が、日常茶飯事のようにあります。 何十年も続いてきた、泉州のでたらめな砥ぎ屋の歴史を
変えるには・・・・気が遠くなるほどかかりそう・・・・生きている間に変えれるかなぁ~??????(笑)・・

