今まで「デタラメ砥ぎ屋」だの「インチキ砥ぎ屋」だの・・・色々書きましたが!
そんな砥ぎ屋でも!「あの砥ぎ屋さん上手やったよぉ!」と言うお客様がいて・・・・僕は失礼な事を言っていたのかも知れません・・・・・・・・・。
でも、僕が今まで見たり聞いたりした情報を元に・・・・色々と考えました!
包丁専門店で包丁の砥ぎ以外はしない。 ハサミ屋さんでハサミの砥ぎしかしない。 この手の砥ぎ屋さんは、その道のプロと思われるので!? ほとんどは・・・信用出来ると思います・・・・・。
でも、僕をふくめ・・・全国には数知れない個人の砥ぎ屋があり・・・・個々の砥ぎ屋の言い分もあると思います!
僕のような「田舎砥ぎ屋」は、ほとんどが包丁からハサミ・・彫刻等・・カマ・・などなど色々な刃物を受けてます・・・・・って言うか!? 受けざるおえない状況に追い込まれてしまう!と言うのが本当かと思います。
そこで問題になるのが・・・包丁なら包丁の砥ぎの基本・包丁の構造。 ハサミならハサミ砥ぎの基本・切れる理屈。それを理解して砥いでいるかで!? 大きな差が出てきます。
長々書きたくは無いので(汗)・・・本筋だけを書きますと!
包丁にしても、ハサミにしても・・・新品の時から約5ミリ程度までの砥ぎと言うのは、よほどの大間違いをしないかぎりは・・・適当に砥いでも簡単に・・・それなりの切れ味は出せると言う事です!!
僕の所に持ち込まれる多くの包丁やハサミで・・・よく聞くのが!「前まで砥いでもらっていた砥ぎ屋さんが最近来なくて!」や「最初は切れてたんですが、最近・・何度出しても切れなくて!」と言って来店されます。
結論から言いますと!! 一番簡単な・・手間のかからない・・いいとこ取りをしている砥ぎ屋が多いと言うこと!!
ちょうど!そう言う砥ぎ屋に何度か出した・・・初期段階のハサミの依頼が来たので紹介します!!
一般の方には、まったく解らないと思いますが!? 刃先が3段階に砥がれているのが解るでしょうか??
一番下の光っている部分・・中段の濃いグレーの部分・・一番上のシルバーの部分・・・・解りますか??
これが意味するのは、砥ぎにだすたびに砥ぎ角が違うと言う事です! それにハサミには、あまりふさわしく無い#高番手の包丁用の砥石で砥いでいると言う事・・・・・

詳しく理由を書けば・・・切りが無いので(汗)・・・手短に説明すると・・・ハサミは包丁用の砥石で砥ぎ進めると!
一番大事な刃線のR(カーブ)無くなり直線的な刃になり!砥げば砥ぐほど切れないハサミになります!
それより!もっと怖いのがハサミの裏を見よう見まねで砥いだり・裏スキを作ろうとする事です!!
下の写真も・・解りにくいと思いますが(汗)・・・裏スキの中心がズレ・・・刃先の方に片寄った削り方に!!
今回はまだ・・・一度ぐらいなので!? ぎりぎりセーフと言ったところです(汗)・・・次回もこのような裏スキをすれば!? 間違いなく・・・・僕には再生不可能な状態になります・・・・。

僕程度の者が、はっきりと言える事では無いですが・・・・極めれば?砥げるのかも知れませんが!? 包丁用の砥石でハサミを仕上げている砥ぎ屋さんは、まず疑って見て下さい・・・・・・。
ご紹介したような砥ぎ屋さんは、誰でも砥げる新品時の包丁やハサミを砥いで・・・一般の方々から「やはり!プロやねぇ!」とか「良く切れるようになlりました!」とか・・・・・・
少しほめられただけで・・「自分には砥ぎの才能がある!」 「俺はプロだ!」と勘違いしているものと思います!!
ですから! 誰でも砥げる新品時からの「簡単5ミリゾーン」を過ぎると! 自分では形直しが出来ないものだから・・・「お母さん!もう、この包丁買い換えた方がいいよ!」とか「このハサミが使えるのはここまでや!」と・・・適当な事を言い・・・・・
自分が出来ない事を棚に上げ・・・包丁やハサミのせいにして・・・何も知らず信じ込んでいる一般の方々をだまして・・・新品の包丁を売りつける!? 悪どい商売へと突き進んで行くのでしょう!?
確かに、スーパーや家の近所に回って来れば・・・便利が良いでしょう! タイミング良く回って来るでしょう!
でも、バケツにくんだ水一杯・・・砥石一つで・・・短時間の間に・・・何十本も!? いっぱしの料金がいただけるような砥ぎは出来ないと思います! 少なくとも僕は出来ません・・・・・。
他に無いから仕方が無い! 切れているからこれで良い!・・・・でしたら・・・それで良いでしょう・・・・・・
でも、お客様自信も・・・少しは砥ぎの知識を覚えれば・・・適当に砥ぎ屋をしている方が減るかも知れないし!?適当な砥ぎ屋が努力し・・良い砥ぎ屋さんになるかも知れませんよ・・・・!?


鋏は知りませんが、刃金の出ている状態で最初の研ぎなら差はあってもだれでもできますよ。5mm以上の刃こぼれとか長年変な研ぎをやって変形した刃物を新品以上の切れ味に戻す苦労です。側面を修正するのは手研ぎでは大変ですからね。
ごもっともです!!
物の用を知らずして、直せる者居らず
理屈を解ればこれ程直すのが、簡単な道具って無いはずなのに、基本がなっていないとそうなってしまうんですよね…
手持ちに包丁の砥石しかないので、砥石の欠片を使ってハサミを研ぎます。
理容師さんのハサミは難しいですね。
でも基礎がガタガタな奴は包丁用砥石でしっかり形を整えてから刃を揃えますが、手間ですねぇ…
その手間を無視する研ぎ屋さんがいっぱいなんでしょうね
バラさん!
僕の近所だけかなぁ??って思ってたら・・日本全国!基本の知らない砥ぎ屋が無数にあるようです!?
かずかずけんさん!
上刃も下刃も直線に砥げば・・切れ味が重く!役立たずのハサミになり・・5ミリも砥ぎ減らせば・・まったく切れない修正も不可能な物になってしまいます!!
狛犬さん!
裁ち鋏(ラシャ鋏)は、刃線の微妙なR(カーブ)と反りが命です!
平面の角砥石で仕上げるのは至難の技です・・・。
近所のスーパーに来る研ぎ屋さん
電動砥石で研いでます。
最後の仕上げ、電動砥石、天然砥石等で研いでます。
本当に研ぎ屋も色々です。
bikeさん!
最初の荒砥ぎは、僕も研磨機は使いますよ!
でも・・使い方を間違っている?使いこなしていない?方が多いので・・難しいところです。
やはり!お客様自信が、本来の仕上がりは、こうなる!という事を解っている事が必要かと思います!!!
見栄えはどうであれ・・「取り合えず切れているから・・これでいいわ」と・・妥協(だきょう)するのが一番いけない事です!!
悪徳砥ぎ屋の思う壺です・・・・・・。