和歌山県田辺市からカキ氷機の「初雪」の刃の砥ぎ直しのお問い合わせがありました。
でも!何かようすが・・・
「色々な砥ぎ屋さんに出したのですが・・全然!氷がかけないような・・・最初は地元の砥ぎ屋さん(600円)に出していたのですがダメで・・・一軒はわざわざ堺の有名な刃物屋さんにまで行って!うちは地元の良い砥ぎ屋に出すから!2千円です!と言われ・・でも初めから全然かけなくて(涙)・・・それでネットで調べていたら助八さんにたどり着いて! 大丈夫ですかねぇ?? いちよう試しに3枚送っていいですか?」
それで送られて来た初雪の刃がこれです・・・・・・↓

一番上段の刃は一度も砥ぎ直していない物
下の2枚が・・・・無残な姿に(涙)・・・・・

サビ汚れを落として見れば!


まったく!ド素人以下の行為が・・・・裏まで(汗)掘ってある!まったく意味無し・・・

カンナのマネでもしようとしたのか???本当に意味不明・・・・・・・
取りあえず!刃線のむちゃくちゃだったので(汗)・・・刃線の整えから
コンマ5ミリ落としても・・・・まだ端の方が(汗)!

荒砥を当てるも・・・

あと少し!

どうにかこうにか!綺麗になりました(汗)・・・・

後は切れ味ですが・・・気に入ってくれればよいのですが・・・・

それにしても時々出てきますが!「堺の砥ぎ屋」・・・・答えは、住所が堺だけでしょう!?
でも、有名な刃物屋がそんなデタラメな砥ぎ屋に出すのか??
たぶん!?以前の花切り鋏の華道の先生と同じ刃物屋さんではなかろうか????
デタラメ砥ぎ屋は論外にしても・・・・本当にこの刃物屋さんは堺の恥さらしで!
きちんと着き止めて!堺の刃物組合から追放した方がいいのではないかと思います!!
でないと・・・伝統ある刃物の町「堺」の名がけがれて行くだけではないでしょうかねぇ!?
そりゃ~こんなえらそうな事を書いている僕も良い機材なんか何一つ持っていないから(汗)
どうしょうもない時なんかはサンダーなんかも使いますが・・・それはそれで、きちんと焼け戻りなどのリスク
など考え!低速で本当に軽く当て・・一引きごとに水で冷やし・・機械を使っても手間をかけています。
外回りをすれば!?それなりに今よりお客様が来てくれるのも分かっています・・・・・
でも、いつもブログで紹介させていただいているような包丁やハサミばかりなのも分かっています!
そんな物を炎天下の下、厳寒の中・・一本に何時間もかけ!くみ水一杯で仕上げられる訳がが無い!
せめて良い発電機でもあれば!?とも考えた事もありますが・・・・買える分けも無く(汗)・・・・
外回りを予想するに!・・・お預かりした包丁はすべて持ち帰りになるような事に・・・(笑)・・・
それでは、またまた!何も知らないお客様は「あの砥ぎ屋ヘタクソでダメやわ!」となるに違いない!
本当に!長年のデタラメ砥ぎ屋の築いてきた間違った歴史を・・どう変えて行けばいいのか??
これから死ぬまでの課題となるでしょうねぇ~(汗汗)。
おまけは・・・・・
大きな毛虫(汗)

こちらの毛虫は、「モンクロシャチホコ」と言う蛾の幼虫です。
近くにサクラの木など有りませんか?(^_^)
研ぎとは関係の無い話です。( ´▽`)
chi**さん!
春になればブログで紹介している大きな桜がありますよ(汗)・・今年は少ないと思っていたのですが・・・・。
砥ぎ以外の事でもどんどん書き込んで下さいよ(^^)/
毛虫は止めろ!!沖縄の初雪も喜んで頂きましたね ブログを通して助さんの輪が良い方向に広がって行きますと良いですね!!
時代時代に現れる助八さんの様な救い人は、本当に貴重です。
刃物を活かし、所有者のサポートをする
そんな研ぎをしたい物です。
独りよがりのマスでもかいてる様なデタラメ研ぎも、(今巷で話題の)砥石や砥石屋に対する批評も
理論建て、理屈ありきで説明して、一定以上の実力を表している人こそ、真に研ぎも他の物事もうまくなる人ではないでしょうか?
よく言われる長年の感とかは、そういう理論が体で覚えるまで理屈を突き詰めて、完璧に近い、より近い物に行き着く先に見出せるものだと考えます。
論題から脱線しましたが、
思考停止は人間静死だという私の師と仰ぐ人の言葉は、常に私の心に刺さっている言葉です。
かずかずけんさん!
カキ氷は、そろそろオフシーズンで・・北海道から1ケ月ぐらい先の予約が入りました(^^)/
毛虫もオフシーズンなので・・これが最後になるかと・・名残おしんで下さいな(笑)!!
狛犬さん!
・・と言う事は・・時代のはざ間で砥ぎ屋を始めた僕は!?貧乏くじを引き当てたような(笑)!?
砥ぎ!刃物!砥石!全般にわたり・・研究熱心で・・まだまだ若く!熱く燃えれる狛犬殿に「救い人」の称号をお譲りいたしたいと思います!!(笑)どうぞよしなに・・・・。
少しネット上の砥ぎ屋さんを調べてみましたが、薄い包丁の刃を得意げにグラインダーで火花散らしながら砥いでる動画に衝撃を受けました。
目の前でそんなことされて一次的な切れが出たのをスゴいと受け取る人が多いからそんな商売が成立するんですよね(@_@)
これは、本当にダメですね。
刃物の砥ぎについても、塗装や左官、造園みたく技能検定制度を業界あげて作らなきゃマトモな世界にならないですわ(ー ー;)
あかしょうびんさん!
その動画(笑)有名ですねぇ!
でも!きちっと理屈が解っていれば・・現に包丁を作る過程では当たり前のような光景なので・・ありだとも思いますが・・途中冷やさず平然と削り続けているのは!いかがなものかと(汗)
検定制度が出来れば!?僕は試験が苦手なので(汗)もぐりのブラックジャック砥ぎ屋になります(笑)!!
巷には、○○協会認定XX資格、何て言う訳の判らない資格が溢れていますから、
本当に刃物業界で、砥ぎ師認定制度でも設けたらと思いますね。
私も衛生管理師なんて言う役に立たない資格持っていますけど。
助八さん ご苦労様、何時もながら、見事な砥ぎですね!! photo見るだけでも、気持ち良いです!! いろいろありますが・・・頑張ってください!!
アキさん!
でも、いくら認定制度にしても・・手抜きする者は適当に仕上げるし・・でも、ある程度の基準は出来るから・・無いよりましでしょう(笑)!!
こめさん!
頑張りますよ~(^^)/
かき氷機の刃って割と大きいんですね。それに2層になっていて。研げるのが前提で作ってあるようですが、何故研がないんですかね。
バラさん!
ここのメーカーの刃は良い物ですよ・・最近は使い捨て前提でステンの刃を付けているメーカーが増えてますが!!
流行でカキ氷の機械を買ったお店なんかは、砥ぎ直しなんて言う言葉すら知らないんじゃないですかねぇ(笑)!!
だから、どんどん買い替えて・・何十枚もためているお店が多いです・・。
それに、新品時もしかり・・メーカーに送り返して砥ぎ直しをしてもらっても・・機械での適当な刃付けですから!全然かけないそうです。