本焼きと言えば鏡面バリバリの僕好みの仕上がりを想像していたのですが!?
何とも不思議な・・・本当に刀剣のような仕上がりになりました。
しかしながら、普通、本焼きの刃紋はシノギ筋前後にあると思いますが・・・
薄っすら見える!山型に残った凹み・・・本当に限界近くまで砥ぎ抜きましたが(汗)
この凹みを消そうとすると!刃先を指でつまめば割れてしまうほど薄くなります(汗)
なので、これから先砥ぎ減らして行けば自然と消えるのを待って頂きましょう!!
小刃付け時はきちっと当たるので問題はありません。
それにしても!綺麗な不思議な三層あるような刃紋が浮き出ました
一般の方々の包丁の仕上げではありえない!久しぶりの完全直刃・・・
この包丁に関して・・僕のコメントの間違い等・・色々な方々のご意見お待ちしております(^^)/
まだまだ違った砥石を使えば・・・また違う仕上がりになっていたかも知れません!?
いつもながら素晴らしいお仕事!!
お疲れ様でした。
いやー本焼きの研ぎ!!
なにかしらメッセージを頂いた感じがいたしました(^^)!!
なごやんさん!
ところで・・刃の持ちはどんなものでしたかぁ??
これが刀剣なら
眠い刀と称される、斬れ味抜群の証拠です。
銀三鋼なのでなんとも言えないですが、それを差し引いても良い仕上がりですね。
刃紋は互の目乱れ、地肌は無地風…と
新々刀期の水心子正秀かな⁈
本焼•••その定義の仕方によってこれを本焼というかどうかは決まると思いますが、銀三ですから、銀紙3号というステンレス鋼の単一鋼材によって作られた包丁です。
ステンレス本焼きの場合、通常の鋼の本焼のように土置きによる刃文はありません(なぜ土置きが不要なのかは知りませんが、ステンレスは、それ自体に粘りがあるし、鋼ほど硬度が上がらないので、土置きをする必要がないんですかね・・・。)。
ですから、ぼんやり出たのは、刃文ではないと思いますが•••もしかして、やっぱり、霞だったとか•••?
狛犬さん!
さすが!!狛犬さん・・いつもながら僕には理解できない詳しいコメントありがとうございます・・・。
でも包丁でこのような刃先付近の刃紋は珍しくないですか??
砥ぎしろが少ないと言うこと??
sei*・・さん!
そのへんは、まったく僕の管轄外(かんかつがい)で・・(汗)・・
これが霞(合わせ)なら・・どんな風に合わせてあるのか????
やはり・・不思議な包丁ですねぇ(汗)!?
僕の中では問題なく
今でもよく切れます
ちなみにですが今月24日は切って切って切りまくりました
ハマチ6~7キロ位三匹
マグロブロック20キロ位
鯛4匹
勿論、一人で全部はやってませんが
3桁引いたと思いますが。
まだ切れます。
でも、癖で砥石には当てました。
良さそうな包丁で左用で銘も切ってない様だし、特別にあつらえた物ですかねぇ。
敷内曇砥を使って見たかったですねぇ!
ナイス!
なごやんさん!
(^^)/それは良かったです。
あかしょうびんさん!
別あつらえかどうかは分かりませんが・・ある意味・・良い物のようですねぇ!!
ゆうけんさん!
そのような砥石・・僕はありません(汗)!
はい、
ありがとうございました(^^)!
助八さん
無地風と言うのは、日本刀剣の地金部分の模様が鍛えに鍛えた結果、不純物が少なく、まるで鏡のような輝きかたをします。別名、鏡地肌とも。
イメージ的には砥石目のごくごく浅いバフがけされた和包丁の平部分のような…
因みに水心子正秀の刀は
http://www.iidakoendo.com/info/item/a410.htm
見ていただければ、私が言わんとしていることがわかるかと思います。
ハイ\(^o^)
前日の手順参考になりました、今刃欠けの砥ぎ直しでカエリが出るまで刃が付かず未熟さ思いしらされています。
この包丁は良く観る本焼きの刃紋の位置としては下に有り、霞包丁の鍛接線みたいな位置ですね、合わせ鋼だとするとステンレスなので利器材でしょうから?裏の鍛接線が無いんではないでしょうか。
銀三鍛冶はそれほど多くありませんが、本焼きならそれ相当の研ぎ屋に出されるので反りがでてるのって珍しいですよね。銀三の本焼きはほとんど波紋が出ません。土佐あたりかもしれませんね。
狛犬さん!
見ました(^^)/・・それにしても刀剣大好きなんですねぇ~!!!
アキさん!
刃先ギリギリの部分をしっかり押さえていますか???
中途半端だと・・カエリが出ずに厚さだけどんどん薄くなってしまいますよ!!
バラさん!
どうして??このような不思議な物が、よりによって僕のような所へやって来るのでしょうか(汗汗)・・。
これだけの方々が寄り集まって・・「これっ!」と言う答えが出ないと言う事は・・・本当に珍品なんでしょうね!?(汗)・・・。
その様に砥いているつもりですが、糸引き入れたように刃先が残り砥ぎきれないんです、鎬が上がってきていないので未だ僅かに蛤刃状体なのでしょうか何時間も砥いているのに。
アキさん!
それはそれで(笑)小刃付けで仕上げて・・それでいいんじゃないですか(^^)/・・ダメですか(汗)??・・・ですよねぇ・・。
無責任な意見ですいません(汗)・・・。
どうも皆さんはじめまして依頼主のハルです。
助八さん!だいぶ手間かかっちゃったみたいで申し訳ないです。
仕上がりを見ると戻ってくるのが待ち遠しいです。
これからも珍品送るかもしれないのでその時はよろしくお願いします。
ハルさん!
実際に見てもらえば分かりますが・・僕のお得意のピカピカ仕上げでは無く・・本当に刀剣のような不思議な仕上がりになりました!
もう珍品はけっこうです(汗)・・・。
いやぁ珍品を送ったつもりはこれっぽちもないんですよ…;;
言われて気づきましたけど
確かにいつものピカピカ刃先じゃないですね
しかも何故三層なんだろ・・・?
ハルさん!
意図(いと)して作られた物なのか?たまたまなのか?は不明ですが(汗)・・・・。
ピカピカ大好きな僕でも(笑)これは包丁らしからぬ姿で!良いと思います(^^)/
銀三の積層柳もあります。
トラックバックさせて頂きました。
ゆうけんさん!
今回のは多層じゃなく・・焼き入れ時の問題かと思うのですが!?
助八さん
銀三ってことでトラバです!
深く考えないで下さい\(^^)ハイ。
銀三の刃紋は焼き入時の温度変化によるものでしょう。
土置きせずとも冷やすときに手加減すればでるでしょうね。
一枚目の画像、銀三の包丁は裏透き有り、刃と胸が当たっていますね、
色々見て、銀三、利器材二層鋼の片刃左用の
鎌形薄刃ではないでしょうか
太郎さん!
安価な二層の利器材は良く見ますが・・境目は直線で!
これが二層の利器材だとすると・・かなり手の込んだ物のような!?
ご存知だと思いますが、厚味の比率は軟鉄と鋼が約7対3の比率です
此れを只伸ばせば軟鉄が鋼に食い込みません。
ですから、研げば研ぎ上がりは殆ど乱れません
乱れ指すには、鍛冶屋それぞれの技法が有ります。
それは、鍛冶屋の秘密です。
此の包丁の裏透きは金床がアールに成って居る為、
裏が透きます。
安価な利器材はプレスの打ち抜きが多いので、研ぎ師が
研いで裏を透く事は有りますよ