年末・・一回だけの・・有次

今日は、これと言った変わりネタの包丁も無く・・・・苦労することも無く・・終わりました。
 
しかしながら、少しだけ・・思ったことが・・・・・
 
毎年、年に一回、年末にお電話をくださるお客様がいるのですが・・・お持ちの包丁は・・有次!
 
4年ぐらい前に初めてお預かりした時は、そりゃま~ひどい状態でした!!
 
聞けば・・包丁を購入された・・岸和田市にある某刃物店に何年も出されていたとのこと・・・
 
僕が預かった時の状態は・・手打ちの包丁の跡形も無く・・長年・・刃先だけを砥がれて・・割り込みの切り刃が・・・ほんの1~2ミリ程度・・顔を出している状態!
当然!刃先は分厚く・・・まともに使えたもんじゃない状態!  本当にこの有次を売っている刃物屋が砥いだの~???と言う感じ・・・・。  てっきり・・近所の・・副業で砥ぎ屋の看板をだしているインチキ砥ぎ屋のしわざかと思いましたが・・・・
有次を販売している刃物店が、こんな砥ぎをしているとは・・本当に!驚きました・・・・!!
 
貝塚市だけにとどまらず・・・お隣の・・岸和田市にも・・被害者がたくさん居てるのだろうか????
 
高価な良い包丁を販売している刃物屋さんが砥いだものなら・・・・普通の奥さんなら、間違いない・・・たとえ少々切れが悪くても・・・こんなもんかな?・・・と・・誰も疑わないだろう・・・・。
 
それにまして、持ち主の奥様も奥様で・・・砥ぎは年に一度と決めているのは・・いかがなもんかと・・・
 
やはり!いくら、きちっと仕上げても・・サビの進行の方が早い!! 
 
 
・・てな訳で、理由を説明させていただき(三度目)・・せめて半年に一度は砥いでいただきたいとお願い申し上げました・・。
 
 
鋼固有の皮膜になるものはともかく・・写真には写っていませんが・・4~5ヶ所ぐらい深いサビが・・・
 
 
せっかく良い包丁を買ったなら!やはり手入れもきちんとして頂きたいものです。
日頃の手入れのしかたも何度も説明さしてはいるのですが・・・・お年をめしているのも手伝って・・・・
やはり無理があるようで・・・・いたし方無いとしときましょ・・・・・。
 
 

年末・・一回だけの・・有次」への2件のフィードバック

  1. バラ

    定評の包丁ですね。自分で頻繁に研いで年に数回研ぎ屋さんに修正してもらうというのが本来のあり方の様に思うのですが、大掃除と同じような感覚の方の方が多いのでしょうね。鋼が出ていない包丁は、2cmぐらい上から修正しないと駄目ですが、なかなか出来ないんでしょうね。使ったら洗って拭くという簡単な習慣が身に付けばこれほど錆びないんですが。。

  2. 助八

    本当に困った方が多すぎます! 使い手の方はまだしも・・何十年も刃物店を営んでいて、も~少し向上心を持って仕事出来ないもんですかね・・・? 摩訶不思議な現実が多すぎる!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。