前回から1年以上経過していたお客様からお電話がありましたが・・・・まぁ~1年も使い続ければ・・・刃はつぶれ、汚れもひどい(汗)・・・・

いつものようにサクッと仕上げました。

この砥ぎ直した包丁でも道具と考えれば・・・まだまだ十分に使えるのですが・・・たまたま百貨店のポイントが高額商品の交換できるまで貯まっていたようで、目に付いた包丁のセットに交換したようです・・・それが、写真のセットです!

商品が到着してすぐに!気分ウキウキで使われたそうですが・・・鶏肉がまったく切れない!野菜を切っても気持ち良く切れない!!・・・・・
それで僕に・・「お兄さん、この包丁って安物かな??全然切れないねん・・!?」と・・・
よく見れば、いちよう糸引きていど砥石を当てたような形跡はあるものの・・・爪にはまったく掛からず、新聞紙を切ろうとしても掛かりかけもしなければ破けもしない(汗汗)!


いつも、新品の包丁は切れが悪いと言ってますが・・・これじゃ~ホームセンターのステンの方が良く切れる(笑)
僕ごときが(汗)こんな老舗の刃物屋さんの事をどうこう言いたくは無いですが・・・購入したお客様はどう思われるでしょうか??????
事実!このお客様も「こんな高価な包丁やのに・・・・・・電話して交換してもらおうかなぁ!?」と・・怒り奮闘!!
取りあえず(汗)・・なぜ新品が切れが悪いのか?の説明を聞いてもらい・・・苦情を言っても手間ひまがかかるだけで・・・良い事無しなので・・・サービスで僕が小刃付けすると言うことで怒りをおさめていただきました(汗汗)!



これで切れ味完璧!!!
それにしても!その辺の露店や田舎の金物屋じゃあるまいし!大阪一の百貨店で堺の老舗の包丁を買って・・・どこの誰が!?「新品だから砥ぎ直して使うのねぇ(笑)」!?って・・にこやかに考えるでしょうかぁ!?!?
こんな販売のしかたをしていれば・・・今回、僕がいたから苦情にならなかったものの・・・普通なら間違いなくクレーム物で!! なにより!百貨店も老舗の刃物屋さんも信用ガタ落ちになるのは当然でしょう!!!!!
この老舗の刃物屋さんの・・この包丁を仕上げた砥ぎ師の方は、きちんと検品しているのでしょうか??? しているとしたら?? こんな紙一枚切れない刃付けで合格なのか?? 一度問い合わせて見たいような気がしますねぇ・・・・(笑)!!!


私もこの様な新品の包丁の市場に合わない仕上げ方法には反対です。明らかにプロしか使わないレベルでももう少し切れるように仕上げてありますよ。使いやすいようにと説明されていますが委託生産するのなら販売側ももう少し考えるべきだと思います。これが世界に誇る堺の包丁だと説明しても何も知らなければ、落胆しますよね。消費者の声に一流の調理人の話だけを掲載しているところは駄目ですよ。一般の人や初心者に説明するのは大変ですが、これがないとこのような包丁は廃れていきます。
販売者が小刃付けだけでもしっかりすればなんのクレームにもならない製品ですよね?
製品として無難な仕上がりだと思います。
生産者と販売者のコミュニケーション不足が引き起こしていると感じました。
特に販売する側の知識と技能の不足が大きな原因に思えます。
堺以外の地域の包丁は仕上げで損をしているものがあります。
小刃は綺麗に付けられていても、鎚目のブレードが荒砥の跡でざらざらし、切り刃はえくぼが深い。鍔は左右歪に整形されていて平気。ハンドルも角がきつい。
鍛冶屋さんが一人でプロデュースするとこうなるといった印象の製品ですが、とてもよく切れます。最初から丁寧に仕上げていれば絶賛したのに。。。なんて包丁で1年近く遊んでもらっています。
バラさん・・百貨店の店頭で刃を付けて販売することなど不可能な話しで!・・ってことは・・扱いに気を付けて、きちっと切れる状態で売るのが常識でしょう!?
ましてや、砥ぎ直しや砥ぎ屋も知らないお客さんが大半でしょうから・・今回のような物は、堺のブランド物としては致命傷でしょうねぇ!?
タナゴさん・・本当に安価なステンレス製にありがちな機械での荒い刃でも付けていれば・・一般の方には、ごまかしがきいたと思いますが!?今回のはダメダメです(汗)・・。
かりに・・販売者の方が、「この包丁は砥ぎ屋さんに持って行って砥ぎ直してから使って下さい!」と言ったとしたら・・何万円も出して、まだお金を払って時間をかけて違うお店に持って行くと言うような包丁を誰が買います??
そこまで包丁の事を知っていれば・・直接、刃物屋さんに行くでしょう(笑)!?
こういった刃物を販売する以上は刃付けとメンテナンスに関しては常識的に出来ると考えたところがくい違いの始まりだったのですね。
この件に関してはいまだに販売者である百貨店の責任が重いと考えています。
小刃の付いていない包丁を知らん顔して売るのは生産者と自分の顔に泥を塗っているのと同じです。素人相手なら詐欺です。
刃付けできなければ売らなければ良いんです。売った以上はその製品に責任が生じるのは当然です。
百貨店が利益を出しながら販売者としての責務を果たしていないと思います。小刃付けは刃物販売者の責務と認識しています。
自分自身の考えで恐縮ですが、販売者は生産者と消費者のパイプになり、双方の声を届ける仕事があると考えています。売るだけでは無く、長く心地よく安心して使える様なアドバイスやメンテナンスをしてこそのお店なのです。その百貨店は販売者としての意味がないんです。助八さんがおっしゃる様に刃物屋へ行くほうが良いのです。
日本を代表するような大手のお店でブランド品を購入しようとするお客様に対して、右左の商売をしようとする事が腹立たしいです。
日本橋木屋とかの専門店が入ってる百貨店なら、購入後その場で研いてくれますが、ポイント交換だと、逆に研いであったりすると新品じゃないってクレームがくる可能性もあるような、難しいですね。でもまだ本刃付してない包丁とはいえそこまで切れないのは論外のような。
売る側も分らないで売って、作る方もこの程度で十分って思っているのでしょう。そもそも使う側の情報が伝わらないで物を作るというのが間違っています。もうこの時点で老舗という看板が傾いています。
杉本や有次、子の日さんみたいに直接刃をつけてくれるところで購入したほうがいいんじゃないでしょうか?もしくは助八さんが、この百貨店の包丁のメンテナンスを引き受けてはいかがでしょうか?
タナゴさん・・まったくその通りで! 最近、百貨店では・・○○コンシェルジュとか○○マイスターとか言って・・食料品や衣料品や家電を熟知した店員を売りにしていますが、売り上げの1%にも満たない刃物なんかは眼中には無いといった感じですねぇ・・・!?
この事を裏返せば・・いかに今の主婦が刃物に関心が無いかわかります・・・。
BOO!さん・・その点、外国製品のステン物はすべて機械刃付けで切れない物は無さそうなので安心かも知れませんねぇ(汗)!!
バラさん・・砥ぎ屋を始めてつくづく思いますが、本当に現代の方々は刃物に関して・・まったく関心が無く・・無知過ぎます!!!
・・って言うか・・刃物屋さん自体!一般の方々に良い物を使ってもらおうという気が無いように感じます!!
時々、堺の刃物ミュージアム(現在は名前が変わっているかも)に素人面(しろうとづら)して遊びに行くのですが・・包丁のすすめ方や砥石のすすめ方など!人を小バカにしているとしか思えないすすめ方をしてきます(汗)。
・・それにしても僕が百貨店の包丁のメンテナンスを??(笑)このブログを見て・・話しがあれば引き受けないこともないですが・・(笑)!!
父は山の仕事をしていて、鉈や鎌、鋸などはたくさん有りました。
買ってきた刃物は研いで使う・・・これが常識でした!!
庖丁専門店や鍛冶屋の社長と話したことがあります、
使う人が好みの刃付けをすることが前提、80%程度の刃付けとか、
それでも、知らない人にとっては充分に切れる庖丁です☆
専門店は、売るときに「本刃をつけますか?」と、聞いて
希望すればその場で研いでくれるのですが・・・・・
百貨店や土産店は、売り込みに来たものをそのままですから・・
多忙なひまじんさん・・今回の包丁は、少しひど過ぎました(汗)!
最近は、刃物の常識を知っている人は・・一にぎりも居ないんじゃ無いですかねぇ??? かりに知っていたとしても・・砥ぎ直して使うという行為が恥ずかしいとか・・買い換えたほうが楽とか・・・刃物屋さん自体がその時代の流れに完全に負けてしまっているような気がします!?
海外の包丁のテレビコマーシャルは時々見かけますが・・日本の包丁のコマーシャルなんて見たことが無いですし・・・刃物業界全体で、もう少し頑張ってほしいものです!!